年末年始の気分の変化に役立つこと

年末年始の気分の落ち込みを解消しましょう!

厚生労働省の平成29年「患者調査」によると、我が国における精神疾患を有する総患者数は約419万3,000人で、年々右肩上がりに増加しています。

私たちは誰でも、時には悲しい気持ちになったり様々な感情の起伏を感じることがあります。
それはヒトの体に起こる自然な現象です。

しかし、頻繁に起こったり上手く解消できないでいると、それがストレスとなり、迷走神経をうまく調節できなくなるかもしれません。

迷走神経は脳から腸までずっと走っている神経で副交感神経を有意にし、リラックスさせたり安心感を与える働きがあります。

迷走神経が調節できなくなると、うつ病になるプロセスが始まってしまうことがあります。

またポジティブな心の状態を保つことは、生存年数を伸ばす効果があることを明らかにした研究もあります。

いつもポジティブな心でいられるように、ネガティブな感情は処分しておきましょう。

特にこの時期は、家族や親せき、友人、会社の上司、同僚などのつきあいなどで、スケジュールがいっぱいになり、それが心の負担になることがあります。

その対策方法を見てみましょう。
①自分の心の限界を知り、境界を設定しておく
②食事を見直す
③睡眠をしっかり取る
④スキンシップをする
⑤神聖な一人の時間をもつこと
⑥ハーブティーをゆっくり味わう

ここでは中でも①②について詳しくご紹介します。

①自分の心の限界を知り、境界を設定しておく。

まず年末年始の予定表を見直しましょう。

あなたの神経系が処理できる以上になっていないかチェックし、あなた自身が楽しめるぐらいで打ち切りましょう。

お付き合いだからと言って、無理する必要はありません。

心の負担になるイベントは丁寧にお断りしましょう。

自分ファーストでいることに罪悪感を感じる必要もありません。

みずからの大切な体を守れるのは、あなた自身しかいませんから。

②食事を見直す

砂糖のいっぱい入ったスイーツやアルコールで、ストレスを発散させようとしていませんか?

砂糖は脳内のドーパミン受容体を活性化し、アルコールは心の抑制を減らす働きがあるので、どちらの摂取も気分を良くします。しかし残念ながら、これらはヘルシーな食品ではありません。

砂糖は、血糖値を急激に上げ、その後短時間で急激に下げるという血糖スパイクを引き起こし、血糖値が急激に下がるとイライラするなど心が乱れ、ふたたび砂糖の入ったスイーツが食べたくなるという悪循環を引き起こしまします。

砂糖もアルコールも依存性の高い食品なので、不安定な心をかき乱し、うつ病や不安の症状を悪化させるかもしれません。

甘いものが食べたくなった時は、新鮮な果物あるいは、デーツ、レーズン、干しイチジクなどのドライフルーツをお勧めします。

これらには十分な食物繊維が含まれているので、血糖スパイクを起こしませんし、十分な甘みがあなたの心を満たしてくれるでしょう。

しかも、ビタミン・ミネラルがたっぷり入っているので、心身の健康にも役立ちます。

アルコールは最近「ノンアルコールビール」など、かなり通常のものに近い味の商品が出ているので、利用してみるのもいいでしょう。

砂糖やカラメルなどの添加物の入っていないものを探して見てください。

ドイツの「ヴェリタスブロイ」などは無添加で美味しいと評判です。

  

体と心には密接な関係があります。決して分けて考えられません。

幸福感の強い人は、健康であるというデータもありますが、幸福であるから健康なのか?健康だから幸福なのか?議論の分かれるところです。

③~⑥については次回ご紹介します。

コメント

  1. […] 前回の記事では気分の変化に役立つこととして、6つの提案の中から①と②を取り上げてご紹介しましたので、今回は③~⑥について詳しくご紹介します。【気分の変化に役立つこと】①自分の心の限界を知り、境界を設定しておく②食事を見直す③睡眠をしっかり取る④スキンシップをする⑤神聖な一人の時間をもつこと⑥ハーブティーをゆっくり味わう①と②はこちら③睡眠をしっかり取る*メラトニンを破壊するブルーライト(私たちの目に見える光のうち青色い光こと。スマホやパソコンのモニターからも出ている)を遮断するためにブルーライトカットフィルムやメガネを使う。*就寝2時間前に電子機器の電源を切る(WiFiのプラグを抜く)*夕方にウォーキングなどの運動をする。*寝室は真っ暗にして眠る。 […]