無添加のニュートリショナルイーストをおすすめする理由①(松田麻美子先生より)

日米間にて、ナチュラル・ハイジーン(自然健康法にもとづく究極の健康栄養学)のパイオニアとして活躍される、松田麻美子先生*にNatshellのニュートリショナルイーストをおすすめいただいております。
*著書に『常識破りの超健康革命』『子供たちは何を食べればいいのか』『50代からの超健康革命』『女性のためのナチュラル・ハイジーン』、訳書に『フィット・フォー・ライフ』『チャイナ・スタディー(葬られた「第二のマクガバン報告」)』(いずれもグスコー出版)『血管をよみがえらせる食事』(ユサブル)がある。


私がこのニュートリショナルイーストをおすすめする理由 
     
松田麻美子(自然健康・治癒学博士)「日本ナチュラル・ハイジーン普及協会」会長

私がこのニュートリショナルイーストをおすすめしたいと思う理由は、まず「Folic Acid」(フォリック酸(日本語では「葉酸」と訳されている。)が含まれていないこと、しかも、私が試したニュートリショナルイーストの中では、これが一番おいしいと思われることからです。

特に「フォリック酸が含まれない」というのは大切なことです。現在市場に出回っているニュートリショナルイーストの多くは、「フォリック酸」が含まれています。これはマルチサプリメントの場合同様、ビタミンB強化のためです。
「フォリック酸」は合成された生化学物質で、緑葉野菜や豆類に含まれている天然の「Folate」(フォレイト/厳密には「メチル・フォレイト」)と同一のものではありません。しかし、日本語では「Folate」も「Folic Acid」同様、「葉酸」と訳されています。

「フォリック酸」は天然の食べ物の中に含まれる生物活性型の「フォレイト」とは形が異なるため、体の中のさまざまな生理機能に利用されるには、まず不自然な物質を取り除き、活性型の「フォレイト」に変換させねばなりません。

しかもこのプロセスは複雑で、体は限られた量の「フォリック酸」だけしか「フォレイト」に変換できません。世界人口のおよそ半分は、この変換のプロセスに障害があるとみられています。
さらに「フォリック酸」は「フォレイト」の2倍も体内に吸収されやすいため、「フォリック酸」を摂取すると、体が利用できない「フォリック酸」が体内に増えてしまいます。

「フォレイト」に変換されずに体内にため込まれている過剰の「フォリック酸」は、「フォレイト」の通常の活動が妨げられ、さまざまな健康上のトラブルを引き起こすことになります。

主なトラブルとしては、乳ガン・前立腺ガン・大腸ガン・心臓病・小児の喘息や呼吸器感染症・胎児の先天性奇形などのリスク増加、そして免疫機能の低下などがあります。特に妊娠中の女性の「フォリック酸」摂取は、摂取しない女性に比べ、のちに乳ガンによる死亡リスクが2倍になるといいますから(※)、注意が必要です。

※「British Medical Journal」2004;329:1375-6)。
「Folic Acid」(フォリック酸)(※)を含んでいません。


次回に続きます。

コメント

  1. […] 前回からの続きです。なぜ「Folic Acid」(葉酸)が含まれていない方がいいの?「Folic Acid」(葉酸)を摂っていると、DNAの合成妨害、DNA修復のメカニズムの妨害、ノーマルな遺伝子発現のパターンを変える、細胞の成長の速度を変える、細胞胞分裂を行うときにDNAのエラーを引き起こすことにより、乳ガン・前立腺ガン・大腸ガンが形成されやすくなります。ですが、ガンの原因は、それだけではありません。たとえガン細胞が生まれたとしても、それを成長させていく段階で、動物性食品を摂取しなければ、ガン細胞は成長していきません。しかし、一般的な人は、専門家たちのすすめで妊娠中に「葉酸」をサプリメントで摂り、同時に動物性食品から動物タンパクをとり、カゼインがたっぷり含まれる牛乳を飲み、チーズを食べています。動物性タンパク質の摂取量が10%を超えるとガン細胞の成長が始まります。さらに、カゼインは牛乳中のタンパク質の87%を占めていて、 今日発見されている発ガン性物質の中で最も強力な発ガン性物質だということを明らかにしています。日本の多くの女性たちは、日焼け防止のために日光を極端に避けて、ビタミンD不足を助長しています。ビタミンD の不足は細胞を病気にし、ガンの成長を助長していきます。以上の様に、現代社会に暮らす私たちの多くは無意識のうちに、ガン細胞を発生させ、さらにその成長を助長するような食生活を送っていることになります。妊娠中、専門家のすすめで「Folic Acid」を摂取していて、20~30年後に乳ガンになる女性の例が非常に多いのです。詳しくは『チャイナ・スタディー』(邦訳『葬られた「第二のマクガバン報告」』グスコー出版社刊)に書かれています。 […]