糖質制限ダイエット(ケトジェニック)は本当に良いですか??

糖質は、体内で主にエネルギー源として使われる大変重要な成分で、私たちの健康に欠かせない3大栄養素の一つです。

糖質制限ダイエットで一時的には瘦せるかもしれませんが、糖質の代わりに脂肪や動物性食品を大量に摂取してしまうと、動脈を傷つけ、将来心血管疾患(心臓・血管などの循環器における疾患)になる可能性が高くなることが多くの医学研究で明らかにされています。また、腸内の悪玉菌を増やしてしまう心配があります。

玄米や全粒紛などの穀物(精製されていない)、豆類、野菜、種子やナッツには、食物繊維やレジスタントスターチが豊富に含まれています。

レジスタントスターチは前述どおり、小腸をスルーして大腸まで届きます。

食物繊維とレジスタントスターチは、大腸内でそれらをエサにする善玉菌を増やします。

善玉菌は短鎖脂肪酸という物質を生成し、結腸がんの成長を止めたり、体のエネルギーになる、悪玉菌を抑制し腸内環境を整える、

炎症性の疾患の予防改善、便秘改善効果など、さまざまな健康効果をもたらします。

腸の健康のためには、食物繊維とレジスタントスターチの両方が豊富な食品を摂ることが大切です。

全粒穀物、豆類、野菜、種子類、ナッツにはレジスタントスターチと食物繊維がたっぷり含まれています。

前回ご紹介したバーリーマックスは、レジスタントスターチや食物繊維が特に多いことで、人気があるようです。

レジスタントスターチは、精製されたパスタやポテトサラダを冷やすことでも多少は生成されますが、全粒穀物や豆類、野菜、種子、ナッツのほうが、ずっと健康の効果が高くなります。

近年、腸内細菌叢は一つの臓器であると言われるほど重要視されています。

今日から早速、食物繊維とレジスタントスターチで腸活をはじめてみませんか?

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