ブルーゾーン(長寿地域)の秘密 

皆さんは「ブルーゾーン」という言葉を聞かれたことはありますか? 

ブルーゾーンとは最も健康で、最も幸せを感じ、最も長生きする人口が多い地域のことで、近年の長寿地域の調査で5つのブルーゾーンが発見されました。 

長寿といえば沖縄じゃない?と思われた方! 正解です。
 

ロマリンダ(カリフォルニア)、ニコヤ島(コスタリカ)、サルデーニャ島(イタリア)、イカリア島(ギリシャ)、そして沖縄(日本)です。 

これらのほとんどの地域が、海に囲まれた自然が豊かな美しい地域です。
私たちもブルーゾーンの人たちに学ぶことがあるのでしょうか? 
探っていきましょう。 

これらの地域の生活習慣にはいくつかの共通点があります。 

主なものは… 

  1. ストレスレベルが非常に低いこと 
  1. ガーデニングやハイキングをするなど、活発に動いていること 
  1. 睡眠時間が長いこと 
  1. 家族や社会的なつながりを大切にしていること 
  1. 植物性食品を中心とした食事をしていること 

特にストレスレベルが低いことに注目してください。 

ブルーゾーンには、どんなに忙しくても週に一日は完全に休息をとって家族と過ごす地域や、昼は家に帰って昼食をとり、昼寝をしてから仕事に戻る地域など、うらやましい習慣をもつ地域もあります。 

また、体をよく動かし、植物性食品中心の食事をすることや人とのつながりもストレスの軽減につながっているのでしょう。
 

しかし、私たちの現代の社会は、新しいテクノロジーが進歩し、生活はますます便利になっているにもかかわらず、常に時間に追われ、忙しい日々にストレスを感じていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。 

では、ブルーゾーンの生活習慣から学んだことを、私たちの生活にどのように取り入れていけばよいかを考えてみましょう。 

ストレスの対処法として、瞑想やヨガ、軽い運動、7時間以上の睡眠なども有効ですが、それだけでは十分でないかもしれません。ストレスがたまると、体内で活性酸素やフリーラジカルが生じ、体を酸化させてしまいます。 

体の酸化は、がんをはじめ、様々な慢性疾患の一因になる仕組みが多くの研究で解明されています。 

それを防いでくれるのが抗酸化物質です。抗酸化物質は野菜や果物などの植物性食品に豊富に含まれています。 

ブルーゾーンの人たちのほとんどが、野菜や果物、豆、全粒穀物が中心の食習慣を持っています。 

ブルーゾーンの人たちにならって、今日の夕食は抗酸化物質がたっぷりとれる献立にしませんか?