フラックスシードの輸入・販売について

Q.日本で生のフラックスシードの輸入、販売にはどのような規制があるんですか?

A.フラックスシードには、乳がん予防・改善効果のある「リグナン」が他の食材とは比べ物にならないほど含まれており、今日本でも大注目を浴びている「オメガ-3脂肪酸」、重量比で28%もの「食物繊維」を含有しております。他にもカルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウム、亜鉛、銅、マンガン、セレニウムなど、すばらしい栄養素があります。

このように素晴らしいフラックスシードは、アメリカ・カナダをはじめ世界各国で、多くの人々の健康を維持するための食材として需要が高まっておりますが、フラックスシードには天然のシアン化合物を含有することを理由に日本での輸入・販売には以下のような規制があります。

1.天然にシアン化合物を含有することが知られている食品及びその加工品(検査命令対象食品を除く。)については、輸入の都度、貨物を保留の上、シアン化合物に係る自主検査を指導すること。なお、10ppmを超えてシアン化合物を検出した場合にあっては、食品衛生法第6条違反として措置すること。
2.1の検査により10ppmを超えてシアン化合物を検出した場合であっても、国内における調理・加工等により、最終製品においてシアン化合物の摂取量が低減されることが確認された別添の事例については、食品衛生法第6条違反に該当しないものとして取り扱っているので、参考とされたい。
以上、厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課輸入食品安全対策室より

またご参考までに、天然由来のシアン化合物として、バクテリア・菌類・藻類などの生命活動によるものや、トウモロコシ・豆類・キャッサバ・梅や杏・タケノコ・ピスタチオやアーモンドなどの植物に含まれるものがあります。

以上のような規制があるため、食用としての販売ではなく、スプラウト(発芽)用として輸入販売をしております。

発芽フラックスシリーズは規制の対象外です。