皆さん、連休はいかがお過ごしでしたか?
久しぶりの遠出で楽しめたのに、外出後の疲れがなかなか取れない、または日常的に疲れを感じている方はいらっしゃいませんか?
慢性的な疲労は、体の酸化によって発生するフリーラジカルが、細胞や組織に損傷を与えることが一因かもしれません。
前回は、色のエネルギーの話をしました。野菜や果物の持つ色素はファイトケミカルの特徴で、体を酸化から守り、慢性疲労をはじめ、様々な病的なトラブル回避に役立つという話を覚えていらっしゃいますか?
今日はそんな特性のあるファイトケミカルの中でも特に優秀な働きをする「アントシアニン」についてお話しします。
アントシアニンは強力な抗酸化作用のあるファイトケミカルの一種で、近年研究が進んでおり様々な健康効果が確認されています。
アントシアニンの特性をいくつか挙げてみましょう。
- 血圧を下げる
- 悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を上げる
- 心血管疾患、心臓発作のリスクを下げる
- 2型糖尿病のリスクを下げる(インスリン抵抗性を下げる)
- 脳機能を高める(詳しくはニュースレターVol.30)
- 紫外線から肌を守る
- 免疫
- 機能向上
- 肺機能を改善する
引用文献:7 Health Benefits of Black Foods(and the Top10 to Eat More Of!)05/04/2022 by Brian Vaszily
この他にも広範囲にわたる健康効果が期待されています。
というのは、抗酸化作用のある食べ物によってフリーラジカルを無毒化することは、ほとんど全ての慢性疾患の根本原因を取り除くための重要な要素の一つだからです。
それでは、アントシアニンは何に含まれているのでしょうか?
アントシアニンはブルーベリーに多いことをご存じかもしれません。
ブルーベリーは青~紫というイメージがありますが、実は黒に近いほど、アントシアニンが多いのです。
「黒色の食べ物」いくつ思い浮かびますか?
濃い色のブルーベリー(特に野生種のブルーベリー)、ブラックベリー、ブラックカラント、濃い色のレーズン、濃い色のプラムやプルーン、ナス、黒大根、黒キャベツ、紫キャベツ(黒っぽくはありませんが、アントシアニン量は大変多いです)、紫芋、黒インゲン豆、黒大豆、黒米など… 他にもありますか?
(イメージ写真)
私の一日のメニューには、必ず黒色の食べ物が入っています。
ワイルドブルーベリー、黒インゲン豆、紫キャベツ、紫じゃがいももよく食卓に上ります。
黒大豆の納豆を見つけたら、迷わず買い物かごに入れます。ご飯を炊く時、黒米を一緒に混ぜて炊くという簡単な手もありますよ。
これらの情報が皆さんのお役に立てれば幸いです。