最近巷で人気のオートミールダイエット!
たいへん人気があり、品切れの店舗もあるそうです。
本当に痩せる効果があるのか調べてみました。
著名な医学雑誌「ニュートリエンツ」の評論より要約します。
Nutrients.2016.Aug17;8(8):503
【この評論は、オートミールの消費量がBMI(身長と体重から肥満度を表す数値)と関連しているかどうかを判断する目的で記されたものです。。
年齢、性別、およびBMI分類(低体重、正常体重、過体重、または肥満)に分けて評価されました。
全体として、低体重、正常体重、過体重の人は、肥満の人よりも多くのオートミールを摂取していたことが分かりました
また、オートミール摂取する人はBMIが低く、ウエストサイズが少ないことを示しました。
オートミールに含まれるβグルカンは、血中脂質レベル、食後のインスリン、ブドウ糖反応を改善する生理活性の特質を持っています。
また、空腹時の空腹感を軽減するのに役立つ可能性があり、その後の食事摂取量も減らしました。
これらの影響はβグルカンの高粘度にあるとみられます。
通過時間と栄養素の吸収率を延長することにより、空腹感の減少と満腹感の増加につながります。
また、朝食以外のオートミール摂取は病気になる率が低いことも示しています。
朝食以外、昼食、間食、夕食でのオートミール摂取は体重が大幅に減るという、いくつかの研究もあります。
同様に深夜のおやつに何を食べるかについての調査で、食事療法を指示されなかったグループに対して、低脂肪ミルクと一緒にオートミールなどの全粒穀物のシリアルを食べた人たちの体重低下が報告されています。】
深夜のおやつもオートミールと低脂肪ミルクなら太る心配がないというのは、嬉しい報告ですね!
深夜におやつを食べることは決してお勧めできませんが、甘いお菓子やラーメンなどを食べるよりもいい選択だとは思います。
ただし、ミルクはたとえ低脂肪であってもコレステロール値を上げるなど、さまざまな病気の原因にあるというデータがありますので、豆乳やオートミルク、ナッツミルクなどにするとヘルシーなおやつになります。
この研究にもあるように、オートミールは朝食だけでなく、昼食、おやつ、夕食にも取り入れると、さらなる体重減少につながるかもしれません。
さらに、オートミールを含む全粒製品(全粒穀物のシリアル、全粒パン、ふすま、小麦胚芽など)と玄米などの全粒穀物の消費量の増加は、2型糖尿病のリスクを低下するというデータもあります。
オートミールは調理も簡単!ごはんの代わりに毎日のメニューに加えてみませんか?