腸のトラブルはリーキーガットが原因?


古代ギリシャの医者ヒポクラテスは「全ての病気は腸から始まる」と主張しています。
今日はそんな重要な腸についてお話しします。

便秘や慢性下痢、膨満感、頭痛、倦怠感、発疹、ブレインフォグ(脳に靄がかかったような状態)、うつ症状などが気になる方はいらっしゃいませんか? 
これらの症状は、リーキーガット症候群でも出てくるそう。

リーキーガットとは漏れやすい腸という意味で、腸の内壁と保護粘膜層が炎症を起こして傷ついているために、消化されていない食べ物のかけらや毒素などが腸壁から血液に入ってしまいます。
これにより全身の慢性炎症や自己免疫疾患を引き起こす可能性があります。

なぜリーキーガットが腸のトラブルだけでなく、頭痛やうつ症状などの脳のトラブルと関係するのかというと、腸が漏れて全身に慢性炎症が起こると脳も炎症を生じます。
複雑な仕組みの説明は省略しますが、腸と脳は高速道路のようにつながっていて、脳の炎症で脳内にも毒素があふれ出し、多くの精神疾患につながる可能性があるのです。

腸内層を傷つけ、リーキーガットが起こる要素はたくさんあります。
抗生物質を繰り返し使用することもその一因です。
抗生物質は悪いバクテリアを除去しますが、同時に体に必要な善玉菌もなくなってしまうのです。

他には、グルテンや乳製品、砂糖、一部の処方箋薬(非ステロイド系抗炎症薬、アスピリンなどの鎮痛剤の長期使用)、ストレスなどがあります。

でも心配ご無用! 有効な改善方法お伝えします。

  • よく笑うこと(炎症に大きく関わっているストレスを軽減する)
  • 食品添加物、化学調味料、砂糖、グルテン、乳製品、人工甘味料など炎症を引き起こす可能性のあるものを控える
  • 食物繊維を十分に摂る(豆や全粒穀物に特に多い)
  • 抗炎症作用の高い食品を摂る(ターメリック、生姜、色とりどりの野菜、果物など)
  • 体を動かす(運動は腸内細菌叢にも良い影響を与える)
  • 水やカフェインフリーのハーブティーなどで水分を補給する
  • 家庭菜園などで土に触れたり、ペットと触れ合う(腸内を微生物の豊かな環境にする)
  • 十分な睡眠をとる
    「Goodness Lover Leaky Gut Report」より一部引用

これらは腸内細菌叢を整え、リーキーガットばかりでなく全身の健康に役立ちます。

ここでも笑うことの大切さが出てきました。
やはり、笑いは最高の薬だということは間違いないようです。
Laughter is the best medicine!笑いは最高の薬だ!の記事

最後に健康と栄養の研究家ブライアン・ヴァジリーさんからのジョークをお届けします。

妻「道の向こうにいるカップルを見て!」

 「彼は彼女の手をとり、キスをして、彼女のためにドアを抑え続けているわ。あなたにはどうしてそれができないの?」

夫「バカじゃないの? できるわけないよ」

 「僕はあの女性のことを知らないんだから」

妻「・・・」

今日も良い一日をお過ごしください。